日立エアコン【白くまくん】スタンダードタイプの分解は簡単
日立エアコン白くまくんの分解手順です。
パネル、フィルター、ルーバー、本体カバーの分解までの解説です。
一番分解しやすいスタンダードなタイプです。
この記事では、2017年製のRAS-AJ28Gで説明していますが、他の機種や他メーカーでもスタンダードタイプ(お掃除機能は付いていないタイプ)の基本構造は似ていますので参考になるかと思います。
エアコンの分解には故障、事故(発煙発火など)、怪我、家財損害などのリスクが伴います。また、メーカー指定業者以外の方がエアコンを分解するとメーカー保証や長期保証が無効になります。作業する場合は安全第一を考え、自己責任にてお願いします。この記事をきっかけに起きた損害など、当方は一切責任を負いかねますのでご了承下さい。
分解掃除が目的の方で、このページを見ても作業が難しい・面倒と感じた場合は業者への依頼をおすすめします。
前面パネルの外し方、取り付け方
前面パネルを一番上まで開くと、その状態で保持されます。
パネル内側の両脇(左右)のパネルのアーム部分を外側(機種により内側)に押し込みつつ
パネルを手前に引き出す。
機種、メーカーによって構造の違いがあります。ひっかけ部分を押す方向が違っていたり、上げたまま引き抜くだけや、ネジでとまっている機種もあります。
パネルを上げ過ぎたり、無理に外そうとするとアームが折れることがありますので注意が必要です。
フィルターの外し方、取り付け方
フィルターは下側の出っ張りが、本体側のくぼみにおさまっています。
フィルターの取っ手をつまんで少し持ち上げてから手前に引き出します。
取り付け時はフィルターの上下を間違えないようにして差し込み、フィルター下側のツメを本体側に差し込む。
ルーバーの外し方、取り付け方
ルーバー中央の本体側の出っ張り(穴の空いた部分)を押しながら、ルーバーを中央のひっかけを外します。
左側を引き抜く。右側を引き抜く。
ルーバー自体はある程度曲げても折れることはほぼありませんが、ひっかけ部分は折れることがありますので注意が必要です。
取り付け時は、まずルーバー右側を差し込みます。
ルーバー右側の穴と本体側の出っ張り(ルーバーモーターの軸)の角度が合っていないと入りませんので、入りづらいときはルーバーの角度を少しずつ変えながら位置を合わせ挿入します。
ルーバーの右側を差し込んだら、次に左側を差し込みます。
最後に本体中央の出っ張りを軽く押しながら、ルーバーもある程度曲げつつ取り付けます。
取り付け後のルーバーは閉じても閉じなくてもいいです。後でコンセントプラグを差し込むと自動で閉まります。
左右風向ルーバー外し方、取り付け方
左右風向ルーバーは割れやすい部品で注意が必要です。
外し方は、羽をつまんでグッと上方向に引っ張りあげると外れます。(RAS-AJ〇〇Gシリーズの場合)
無理に外すことはおすすめしません。
機種により取り付け構造が異なることがあります。
本体カバーの外し方、取り付け方
本体カバーを固定しているネジ2個および表面に見えているネジを外す。
本体カバー上部のツメで固定されている3カ所を持ち上げてツメから外れた状態にする。
カバー全体を手前に引き出し取り外す。上下左右ジワジワと引っ張ると外れやすいです。
取り付け時はカバーが途中で引っかかることがありますので、一旦少し引いてまた押し込むを繰り返すと取り付けしやすいです。右側の電源端子部分が引っかかる場合は、その部分を手で押さえるなど補助してはめこみます。
上部のツメ3カ所はカバー上部全体をグッと押し込むとパチンと引っかかります。
上部のツメ3カ所がかかっていることを確認しネジをとめます。ネジ位置が合わない場合は取り付けにズレがありますので、もう一度カバーを外して取り付けし直します。
日立エアコン分解掃除ステップ【ファンの外し方も動画解説】
動作確認
コンセントにプラグを差し込む。
「送風」ボタンを押して、ルーバーが開いて風が出てくることを確認したら「停止」ボタンを押し運転をとめる。
冷房または暖房の試運転もしておくのがいいでしょう。
分解のリスク。壊してしまったら
もし、パネルのひっかけ部分、ルーバーなどのプラスチック部分が折れた場合は
- 接着剤を試す。(完全にくっつかないと、またすぐに折れます。)
- テープを貼って補助する。
- 修理業者(メーカー、販売店)に依頼する。(個人で部品の購入はできないことが多いです。)
その他の不具合が発生した場合も修理業者への依頼をご検討下さい。
メーカー指定業者以外がエアコンを分解し故障した場合、メーカー保証や購入店の長期保証は無効となり有料修理となります。
もし、エアコンのお掃除(洗浄)のために分解するのなら安全第一で慎重に作業してください。
自分で分解掃除(洗浄)をするのは大変な作業でリスクも伴います。エアコンクリーニング業者(掃除業者)への依頼も検討されてみてはいかがでしょうか。