エアコンのフィルターを洗った後、濡れたまま付けるとどうなるのでしょうか。
軽く水を切っただけ、軽く拭いただけで取り付けてはだめなのでしょうか。
実験してみましたので、ぜひ参考にしてください。
エアコンのフィルターは濡れたまま付けたらダメ?
これで大丈夫です。
本来はフィルターをよく乾燥させてから取り付けするのが望ましいですが、
タオルで大雑把に水滴を拭き取るくらいで取り付けしても、ほぼ問題ありません。
フィルターを取り付けた後、エアコンを約30分間運転するとフィルターは乾燥します。
運転の状態は「送風」「暖房」「冷房」のどれでもOKで、風量は「中」くらいでいいです。
エアコンを運転することでエアコン内部の風の循環でフィルターが乾燥します。
【実験】水洗い後のフィルターをそのまま取り付けてみた
フィルターが濡れた状態で、エアコンを運転して何分で乾燥するか。
- フィルターを水洗い。
- 濡れたフィルターは軽く水を切っただけ。
- すぐに取り付け。
- 「送風」運転の風量「中」で10分ごとに乾燥状態を確認。
10分後 まだ所々濡れています。
20分後 8割方乾いた感じですが、まだ少し濡れています。
今回の実験では、フィルターの水を軽く切っただけでしたので、
タオルなどで大雑把にでも拭いておけば、もっと早く乾燥するでしょう。
フィルターを濡れたまま取り付けしたときのデメリット
①ホコリが付きやすい?
確かに濡れたフィルターにはホコリなど細かいチリは付きやすい状態だといえます。
しかし、そんなに短時間ではホコリはほとんど付きません。
もし短時間でホコリが付くようなら、室内の環境の問題かエアコンの中に大量のホコリが溜まっている可能性があります。
エアコン内部の掃除は専門知識が必要ですので、専門業者に依頼するのがおすすめです。
お近くの業者さんは「くらしのマーケット」で探せます。
口コミも見れますので参考にしてみてください。
②カビの原因に?
エアコンのカビは室温(エアコン内部の温度)、湿度、ホコリなど栄養分の関係で発生します。
フィルターが多少濡れていても、カビの原因になる可能性は低いです。
理由は以下のとおりです。
- 夏場はフィルターは比較的短時間で乾きます。念の為フィルター取り付け後にエアコンを運転するとよいです。
- 冬場は気温が低いのでカビは発生しづらいです。また、「暖房」「送風」で運転すれば短時間でフィルターは乾燥します。
- 春秋もフィルター取り付け後にエアコンを運転すればフィルターは短時間で乾燥します。
③故障の原因に?
水滴がエアコンの電気部品にかかると故障の原因になります。
水洗い後のフィルター取り付け時には
エアコンの電気部品に水滴が落ちないようにタオルなどで拭くか、乾燥させてから取り付けしましょう。
エアコンフィルターの正しい乾かし方
- フィルターに残った水滴をタオルなどで軽く拭き取ります。
- タオルや新聞紙などの上に置き乾燥させます。洗濯バサミなどで吊るすのもありです。
- 風通しがよければ20~30分あれば乾きます。
- 乾燥したら、エアコンに取り付けます。
エアコンのフィルターは薄いのでどんな干し方でも乾きは早いです。
室内なら扇風機などの風をあてると早く乾きます。
エアコンのフィルターは紫外線(太陽光)、熱に弱い素材です。
変形や劣化の原因になりますので、日光や高温のドライヤーでの乾燥は避けるようにしましょう。
短時間日光に当たる程度なら問題はありませんが、なるべく避けたほうが無難です。
まとめ
- フィルターを水洗いしたら軽く拭いて、日陰で乾燥させてから取り付ける。
- フィルターが少しくらい濡れていてもそんなに心配はない。
- フィルターに水気が残った状態で取り付けたら、その後30分エアコンを運転する。
フィルターの掃除方法
フィルターの掃除方法は大きく分けて3パターンです。
- 掃除機かけ
- 水洗い
- 洗剤+ブラッシング
軽いホコリなら掃除機かけ、水洗いだけでもOKです!
取れにくい汚れはマジックリンスプレーや重曹をかけて5分~10分放置し、柔らかめのブラシで軽くブラッシングします。
エアコンの掃除業者への依頼もおすすめです
エアコンを数年使用していれば、エアコン内部にはカビ、ホコリが繁殖している可能性が高いです。
中を綺麗にするには専門知識が必要です。
ご自身やご家族のため、エアコン性能の維持や電気代節約のためにもエアコンクリーニング(エアコン掃除業者による内部洗浄)をおすすめします。
また、「フィルターの掃除が面倒。」「やり方が分からい。」という方にもエアコン掃除業者への依頼がおすすめです。
綺麗スッキリになりますよ。