エアコンのフィルターを掃除しないとどうなる? 5つのデメリット
①エアコンの電気代が高くなる。
フィルターが汚れた状態で運転すると、運転効率が悪くなるため、電気代が高くなる可能性があります。
空調メーカーのダイキンの試算によると、「フィルター掃除をしないと1年間で25%も消費電力が高くなる」というデータもあります。
定期的にフィルターを掃除することで、電気代を抑えることができます。
②エアコンの冷暖房の効きが悪くなる。

エアコンは運転中、室内の空気を吸い込みながら風を吹き出しています。
フィルターにホコリ・汚れがたまると、エアコンの風量が弱くなり、冷暖房の効きが悪くなります。
エアコンの効きが悪いと感じたら、まずフィルターに大量のホコリ、汚れがついていないかチェックします。
フィルターの掃除だけで効きが改善することもあります。
フィルターの掃除をしても冷暖房の効きが悪いままなら、メーカーや専門業者による点検が必要です。エアコンの不具合か、エアコンクリーニングで改善できるかどうかの判断が必要です。
③臭い、カビの原因に

エアコンの仕組み上、フィルターを掃除していもエアコン内部はいずれカビや雑菌が繁殖する可能性は高いです。
しかし、フィルターを掃除しないとエアコン内部へホコリが入りやすくなり、それがカビや雑菌の栄養源となります。
カビやいやな臭いの原因の排除ためにもフィルター掃除はかかせません。
④健康被害の可能性
エアコン内部のチリ、カビの胞子がエアコンの風とともに出てきます。
そんな環境で生活を続けるとアレルギー症状や体調不良の原因になりかねません。特に赤ちゃんやアレルギー体質の方、免疫力の弱い方がいらっしゃる場合は、フィルターの掃除は定期的に必ず行いましょう。
ご自身や大切なご家族、ペット、来客者さんのためにも定期的な清掃をおすすめします。
エアコン内部の掃除は専門業者におまかせしましょう。
⑤水漏れやエアコンのトラブルの原因に
フィルターの掃除をしないと、たまったホコリがフィルター以外の部分にもたまり始めます。
通常、エアコンの内部の結露した水は、ドレンパンという水受け部分に落ちてから外に流れ出る仕組みです。
想定外の場所についたホコリに結露水が流れ伝って水漏れする可能性があります。
この場合は、フィルターの掃除以外にエアコン内部の掃除も必要です。
水漏れは他の要因もありますのでエアコンメーカーや電気店、専門業者に依頼しましょう。エアコンクリーニングで改善することも多いですが、原因の特定が難しいこともあります。
フィルターの掃除方法
フィルターの掃除の仕方は、軽い汚れなら掃除機かけ、水洗いで十分です。
取れにくい汚れの場合は洗剤とブラシを使って洗います。
安全に配慮して作業しましょう。
お掃除機能が付いていない機種なら、フィルターを少し持ち上げて、ひっぱり出すだけです。
お掃除機能が付いている場合は説明書に従いましょう。
さらに汚れが取れにくい場合は重曹やキッチンマジックリンを使うのもおすすめです。
フィルターは紫外線に弱いので陰干ししましょう。
フィルターの掃除方法の詳細は、「エアコンフィルター掃除で効き目がよくなった!プロのやり方教えます」で解説していますので参考にしてみてください。
エアコンのフィルター掃除の頻度
エアコンのフィルターを掃除するタイミング、頻度は汚れ具合によります。
一般的に2週間に1回のフィルター掃除を推奨していますが、2週間くらいではほとんどホコリが溜まらないことも多いです。
状況により、下記のように頻度を使い分けてみてはどうでしょうか。
- ホコリが溜まるのが早い場合、少しでも綺麗をキープしたい場合は2週間に1回
- 定期的に掃除する場合は1ヶ月に1回
- あまり汚れが溜まらない場合はシーズン終わりに1回
ちなみに私は毎年、自分でエアコンクリーニングしていますのでフィルター掃除は年に1回くらいです。
自分で掃除するのが面倒、不安だと思う方やエアコンの中まで綺麗にしたい方は、エアコン掃除業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
風が気持ちがよくなり、すっきりしますよ!
エアコン内部の掃除は専門知識、技術があるエアコンクリーニング業者がおすすめです。エアコンクリーニング後の保証がついている業者さんを選びましょう。
