エアコンフィルター掃除しないとどうなる? 4つのデメリット
エアコンのフィルター掃除していますか?
フィルター掃除を怠ると以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 電気代が高くなる
- エアコンの効きが悪くなる
- 臭いやカビの原因に
- 健康被害の可能性
この記事では、これらのデメリットを詳しく解説すると共に、エアコンフィルターの掃除方法や頻度についてもご紹介します。ぜひ読み進めて、快適な生活のために参考にしてください。
- 2010年に家電製品のメンテナンス業務で開業
- エアコンクリーニング業務歴13年以上
- 元家電メーカーサービスマン
- 家電エンジニア・家電アドバイザー
①エアコンの電気代が高くなる
フィルターが汚れた状態で運転すると、運転効率が悪くなり電気代が高くなる可能性があります。
空調メーカーのダイキンの試算によると、「フィルター掃除をしないと1年間で25%も消費電力が高くなる」というデータもあります。
つまり、エアコンフィルターを掃除しないと、電気代が上昇し、光熱費がかさんでしまう可能性があるということです。
定期的にフィルターを掃除することで、無駄に電気代が上がるのを防ぐことができます。
②冷房・暖房の効きが悪くなる
エアコンは運転中、室内の空気を吸い込みながら風を吹き出しています。
フィルターにホコリ・汚れがたまると、エアコンの風量が弱くなり、冷暖房の効きが悪くなります。
エアコンの効きが悪いと感じたら、まずフィルターに大量のホコリ、汚れがついていないかチェックします。
フィルターの掃除だけでエアコンの効きが改善することもあります。
フィルターの掃除をしても冷暖房の効きが悪いままなら、メーカーや専門業者による点検が必要です。エアコンの不具合か、エアコンクリーニングで改善できるかどうかの判断が必要です。
③臭い、カビの原因になる
エアコンの仕組み上、フィルターを掃除していもエアコン内部はいずれカビや雑菌が繁殖する可能性は高いです。
しかし、フィルターを掃除しないとエアコン内部へホコリが入りやすくなり、それがカビや雑菌の栄養源となります。
カビやいやな臭いの原因の排除ためにもフィルター掃除はかかせません。
④健康被害の可能性
エアコン内部のチリ、カビの胞子がエアコンの風とともに出てきます。
そんな環境で生活を続けるとアレルギー症状や体調不良の原因になりかねません。特に赤ちゃんやアレルギー体質の方、免疫力の弱い方がいらっしゃる場合は、フィルターの掃除は定期的に必ず行いましょう。
ご自身や大切なご家族、ペット、来客者さんのためにも定期的な清掃をおすすめします。
エアコン内部の掃除は難しいので専門業者に依頼しましょう。
エアコンフィルターの掃除方法
フィルターの掃除の仕方は、軽い汚れなら掃除機かけ、水洗いで十分です。
取れにくい汚れの場合は洗剤とブラシを使って洗います。
安全に配慮して作業しましょう。
お掃除機能が付いていない機種なら、フィルターを少し持ち上げて、ひっぱり出すだけです。
お掃除機能が付いている場合は説明書に従いましょう。
表面のホコリを掃除機で吸い取ります。
水(シャワー)をかける場合は、裏側から当てます。
さらに汚れが取れにくい場合は洗剤を使います。洗剤は中性洗剤が推奨されていますが、重曹やキッチンマジックリンを使うのもおすすめです。
フィルターは紫外線に弱いので陰干ししましょう。
エアコンフィルター掃除の頻度
エアコンのフィルターを掃除するタイミング、頻度は汚れ具合によります。
一般的に2週間に1回のフィルター掃除を推奨していますが、2週間くらいではほとんどホコリが溜まらないことも多いです。
ホコリがあまり溜まっていないようなら、「月に1回」でも問題ありません。
ただし、最低でもワンシーズンに1回はチェックした方がいいでしょう。
ホコリが溜まるのが早い場合 | 2週間に1回 |
定期的に掃除する場合 | 1ヶ月に1回 |
あまり汚れが溜まらない場合 | シーズン終わりに1回 |
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